【 Wonderland ( ワンダーランド ) 】
ワンダーランド、不思議の国。この国の名前である。この国に住む者は皆それぞれひとつ魔法が使える。軍に所属する者以外、つまり一般市民は魔法を使った戦闘は禁止とされている。 そしてこの国の中央部にあるのがCentral city(セントラルシティ)。ここでは、軍の所属に限らず戦闘が禁止されている。不思議の国で一番栄えている賑やかな場所。
【 魔法 】
前述した通り、この国に住む者は皆それぞれなにかしらの魔法が使える。魔法を使うのに必要となるのが魔力。魔力については後述。
【 魔力 】
国へと供給されている魔力と、個人が元々持つ魔力は別物。簡単に言えば国全体に供給される魔力は人工的に作られたものであり、個人の持つ魔力はそれぞれの体内で作られたものである。 国全体に供給される魔力は現代でいう電力の様なもの。ワンダーランドでは、家の灯りや街頭、電車などそういったものは全て魔力で動いている(携帯の様なものも勿論存在する)。 個人が体内で生成する魔力について、一度に魔力を大量に使ってしまうと死に陥る危険性があるため自身でコントロールしなければならない。一般市民が魔法を使った戦闘を禁止されている理由のひとつはこれである。魔力は大概すぐに回復するが、使い過ぎた場合は医者の治療が必要であったり、何かしらの副作用があったりする。
【 MadTeaParty ( おかしなお茶会 ) 】
半年に一度開催されるお茶会という名の会議のこと。緊急の話があれば突然収集がかかることもある。 このお茶会には、各軍のKing、Queen、Jack、 Ace、議長(主催者)である三月うさぎ、書記官であるアリス、書記官補佐のダイナ、中立で物を見ることのできる3名__両軍に情報を提供するチェシャ猫、軍医にも近い働きをする白うさぎ、両軍に武器を提供する帽子屋が参加する事となっている。このお茶会は名前の挙げられた者以外が参加することは禁止されており、またここで話し合われた事は口外してはならないとされている。会議の内容は様々だが、大概が行政に関すること。
【 赤の軍 】
階級や血統、秩序を重んじる軍。今までのこの国のやり方、歴史を守る為に戦う。軍の人数で言えば、黒の軍の約10倍程。現時点で政権を握っているのは赤の軍。赤の軍、特にそのトップであるKingの言う事は絶対。独裁政権に近いものになっている。赤の軍の中では階級や血統が重要視されている為、King、Queen、Jack、そしてHeartとDiamondは代々同じ家系のものが継ぐ事になっている。
【 黒の軍 】
自由や実力、人情を重んじる軍。この国のやり方、赤の軍のやり方に納得がいかない者たちの集まり。軍の人数で言えば赤の軍よりも大分少ないものの、実力者が集まっている。少数精鋭。厳かな雰囲気を持つ赤の軍に対して、黒の軍は和気藹々とした雰囲気である。但し、自由や実力を重要視する軍である為、時折兵隊同士の争い(内部抗争)も起こる。
【 King ( キング ) 】
各軍の総司令官。軍のトップであり、それ相応の実力者であるとされている。赤の軍、黒の軍共にKingは必ず男性である。
【 Queen ( クイーン ) 】
各軍の参謀長、幹部。戦場に立つ事はほぼないが、戦地に赴いて指揮を取ることはある。赤の軍、黒の軍共にQueenは必ず女性である。
【 Jack ( ジャック ) 】
各軍の准参謀、幹部。参謀の補佐の様な役割をする事もある。Queenとは対照的に、戦場に立ち武器を持って戦う事もある。Jackは赤の軍は男性、黒の軍は女性である。
【 Ace ( エース ) 】
各軍の特殊任務担当、幹部。切り込み隊長の様な役割を担う事が多い。この役職に関しては、赤の軍も黒の軍もそれ相応の実力者がAceとなる。Aceは赤の軍は女性、黒の軍は男性である。
【 Heart ( ハート ) 】
赤の軍の幹部。Heartは女性である。
【 Diamond ( ダイヤモンド ) 】
赤の軍の幹部。Diamondは男性である。
【 Club ( クローバー ) 】
黒の軍の幹部。Clubは女性である。
【 Spade ( スペード ) 】
黒の軍の幹部。Spadeは男性である。
【 The Hedgehog ( ハリネズミ ) 】
赤の軍の幹部。The Hedgehogは女性である。 __不思議の国のアリス第8章「女王陛下のクロッケー場」に登場する。
【 The Dormouse ( 眠りネズミ ) 】
黒の軍の幹部。The Dormouseは男性である。 __不思議の国のアリス、第2章「涙の池」に登場する。
【 Tweedledum ( トゥイードルダム ) 】
赤の軍の幹部。Tweedledumは男性である。 __不思議の国のアリスの続編、鏡の国のアリス第4章「トゥイードルダムとトゥイードルディー」にトゥイードルディーと共に登場する。
【 Tweedledee ( トゥイードルディー ) 】
黒の軍の幹部。Tweedledeeは女性である。 __不思議の国のアリスの続編、鏡の国のアリス第4章「トゥイードルダムとトゥイードルディー」にトゥイードルダムと共に登場する。
【 中立 】
どの勢力にも属さない、肩入れをしない人間。 現在の中立組の一部(アリス、チェシャ猫、白うさぎ、帽子屋、ダイナ)に関しては、これから先第三勢力に加担する可能性がある。だって、彼らはあくまで"赤の軍と黒の軍の中立"ですから。 三月うさぎに関しては三つの勢力の中立のため、これからどこの勢力に加担することもないだろう。 __つまり、現在の中立組の一部の方は第三勢力側に協力してもなんの問題もありません(加担するかしないか、その判断は背後様にお任せいたします)。中立組は、あくまで赤の軍と黒の軍の中立なだけです。勿論、加担するかどうかを今すぐ決める必要はありません。決めるのはいつでも大丈夫です(なりきりの流れの中で決めるのもOK)。第三勢力に加担する場合は設定部屋に一言書き置きをお願い致します。その場合、第三勢力に加担したことを周りの人間が知っているか否かも書いていただけると有り難いです。(一部の人間だけがそれを知っている場合は、その一部が誰であるのかも記入をお願い致します)
【 Alice ( アリス ) 】
書記官。この国で起こった出来事を書物に書き留める重要な役割を担う。赤の軍と黒の軍、どちらにも肩入れしない中立の立場。Aliceは異世界から来たわけではなく元々この国の住人。赤の軍黒の軍共にAliceに危害を加えることは禁制とされている。Aliceは女性である。 __不思議の国のアリス、そして続編の鏡の国のアリスの主人公。
【 The Cheshire Cat ( チェシャ猫 ) 】
情報屋。報酬さえあれば、色々な情報を提供する。どちらにも赤の軍と黒の軍、どちらにも肩入れしない中立の立場。The Cheshire Catは男性である。 __不思議の国のアリス、第6章「豚とコショウ」に登場する。
【 White Rabbit ( 白うさぎ ) 】
医師。各軍から要請があればそちらへ赴き治療を担当する事も。赤の軍と黒の軍、どちらにも肩入れしない中立の立場。White Rabbitは女性である。 __不思議の国のアリス、第1章「ウサギ穴に落ちて」以降登場する。
【 Mad Hatter ( 帽子屋 ) 】
武器職人。各軍に武器を提供している。赤の軍と黒の軍、どちらにも肩入れしない中立の立場。Mad Hatterは男性である。 __不思議の国のアリス、第7章「狂ったお茶会」以降登場する。
【 The March Hare ( 三月うさぎ ) 】
お茶会の主催者(議長)。どこにも肩入れをしない中立の立場。他の中立の人間とは違い、赤の軍と黒の軍だけでなく第三勢力も含めた中立の立場。三月うさぎは男性である。 __不思議の国のアリス、第7章「狂ったお茶会」に登場する。
【 Dinah ( ダイナ ) 】
書記官補佐。この国で起こった出来事を書物に書き留める重要な役割を担うアリスの補佐役である。赤の軍と黒の軍、どちらにも肩入れしない中立の立場。Dinahは女性である。 __不思議の国のアリスに、アリスの飼い猫として登場する。
【 dystopia ( 第三勢力 ) 】
ディストピア。赤の軍、黒の軍どちらとも敵対する新たな勢力、第三勢力である。その目的は両軍からこの国を奪い政権を持つこと。そして魔法塔を自分達の手に収めること。 その為にまず狙うのが両軍にとってキーパーソンである中立組。アリスはこの国の歴史の全てを知る人間。歴史の鍵となる人間であり、そんなアリスの補佐役であるダイナ。チェシャ猫は誰よりもこの国の色々な情報に詳しい人間。報酬さえあればなんでも教えてくれる。白うさぎは秀でた医学の知識と実力を持つ上に珍しい治癒魔法を使える人間であり、帽子屋は誰よりも素晴らしい武器を作り軍に提供する人間。そんな中立の人間が機能しなくなれば軍にとっては大打撃。 更に中立の人間を自分達の勢力に引き込むことが出来れば重畳。中立が機能しなくなることが一番、勢力に引き込むのはその次。その間にも赤の軍と黒の軍への攻撃は絶やさない。 赤の軍、黒の軍が第三勢力に対抗する場合、それぞれ単独で動くよりも共闘した方が得策であるということは言うまでもない。
【 The Queen of Hearts ( ハートの女王 ) 】
dystopiaのトップ、総司令官。赤の軍と黒の軍でいうKingの役割を担う。ハートの女王は女性である。 __不思議の国のアリス、第8章「女王陛下のクロッケー場」以降登場する。
【 The King of Hearts ( ハートの王様 ) 】
dystopiaの準トップ。トップの補佐をしつつ、戦場にも出向かう。ハートの王様は男性である。 __不思議の国のアリス、第8章「女王陛下のクロッケー場」以降登場する。
【 No.Two ( トランプ兵2番 ) 】
dystopiaの幹部の一人。彼女は暗殺や誘拐等の闇に紛れて行う仕事を担当することが多い。トランプ兵2番は女性である。 __不思議の国のアリス、第8章「女王陛下のクロッケー場」に登場する。
【 No.Five ( トランプ兵5番 ) 】
dystopiaの幹部の一人。彼が率いる部隊は、作戦参謀を担当することが多いがその実力の高さから戦場に立つことも少なくない。軍でいうQueen、Jackのような役割。トランプ兵5番は男性である。 __不思議の国のアリス、第8章「女王陛下のクロッケー場」に登場する。
【 No.Seven ( トランプ兵7番 ) 】
dystopiaの幹部の一人。彼女は所謂切り込み隊長であり、軍で言うところのAceの様な役割を担うことが多い。トランプ兵7番は女性である。 __不思議の国のアリス、第8章「女王陛下のクロッケー場」に登場する。
【 Joker ( ジョーカー ) 】
dystopiaのメンバーの一人。彼は生まれつき魔法が二つ使えるため、魔法塔の研究対象とされていた人物。第三勢力の中でも一目置かれ重宝されている存在。Jokerは男性である。
【 The Lion (ライオン) 】
dystopiaのメンバーの一人。The Lionは男性である。 __不思議の国のアリスの続編、鏡の国のアリス第7章「ライオンとユニーコン」にユニコーンと共に登場する。
【 The Unicorn ( ユニコーン ) 】
dystopiaのメンバーの一人。The Unicornは女性である。 __不思議の国のアリスの続編、鏡の国のアリス第7章「ライオンとユニコーン」にライオンと共に登場する。
【 The Griffon ( グリフォン ) 】 dystopiaのメンバーの一人。The Griffonは男性である。 __不思議の国のアリス、第9章「代用ウミガメの話」以降登場する。
【 Humpty Dumpty ( ハンプティ・ダンプティ ) 】
dystopiaのメンバーの一人。Humpty Dumptyは女性である。 __不思議の国のアリスの続編、鏡の国のアリス第6章「ハンプティ・ダンプティ」(第5章「毛糸と水」)に登場する。
【 MagicTower ( 魔法塔 ) 】
街の外れの森の中に聳え立つ大きな塔。魔法塔の主な役割は二つ。 ひとつ目は、魔力を生み出し、生み出した魔力を国全体へ供給すること。これを行なっているのが魔力管理官。現代でいう電力は、不思議の国では魔力ということになっている。その魔力を生み出すところとなっているのが魔法塔(現代の発電所のようなもの)。 ここで作られる魔力は、個人が魔法を使うときに使用する魔力とは別物。詳しいことは前述。ふたつ目は、個人が使える魔法についての研究。この研究を行なっているのが魔法学者である。
【 魔力管理官 】
魔法塔で生み出された魔力、国全体へと供給する魔力の管理を行う人物。魔法管理官は国家資格となっている。
【 魔法学者 】
個人の魔法について研究する学者。こちらは特に資格等なくてもなれるが、そもそも魔法塔に入る試験がハイレベルなため結局魔法塔に勤める魔法学者は皆頭脳明晰である。学者の中でも、初級、中級、上級と三段階あり、上級魔法学者は全体の一割にも満たない。
【 The Dodo ( ドードー鳥 ) 】
魔法塔に勤める魔力管理官。The Dodoは男性である。 __不思議の国のアリス、第3章「コーカス・レースと長い尾話」に登場する。
【 The Lizard ( トカゲ ) 】
魔法塔に勤める魔力管理官。The Lizardは女性である。 __不思議の国アリス、第3章「コーカス・レースと長い尾話」に登場する。
【 The Caterpillar ( 芋虫 ) 】
魔法塔に勤める上級魔法学者。The Caterpillarは女性である。 __不思議の国のアリス、第5章「イモムシの助言」に登場する。
【 Mock Turtle ( 代用ウミガメ ) 】
魔法塔に勤める上級魔法学者。Mock Turtleは男性である。 __不思議の国のアリス、第9章「代用ウミガメの話」に登場する。